オーディエンス募集開始

お待たせいたしました! 本日よりオーディエンスの募集を開始します!!!✨ 以下のフォームより必要項目を入力してください。 https://tedxkyotouniversity.typeform.com/to/pBNEL0 以下、イベント情報です! ==== 開催日時:2018年6月24日(日)13:00 場所:iCems セミナー室 開場予定:12:30 参加費:無料(アフターパーティ参加は任意、500円) 定員:100人(立ち見席含む) ==== みなさまのお越しを心よりお待ちしております! どしどしご応募よろしくお願いいたします!!✨

TEDxKU2018 スピーカーインタビュー :広瀬浩二郎准教授

目が見えない人は、目に見えない世界を知っている。 —— 広瀬 浩二郎『目に見えない世界を歩く』   TEDxKU: これまでの経歴を簡単に教えてください。 Please tell me briefly about your career. (transl.) 広瀬 先生: 中学1年生の時に失明しました。京大入学は1987年です。全盲の学生が京大に入学するのは僕が最初でした。2000年に京大(日本史学)で博士号を取得し、2001年に国立民族学博物館に就職しました。  I became blind when I was in the first grade of junior high school. I enrolled in Kyoto University in 1987. I was the first blind student to enroll in Kyoto University. In 2000 I obtained my [...]

TEDxKU2018 スピーカーインタビュー :川上浩司教授(2)

スピーカー紹介: 川上浩司先生は、京都大学デザイン学ユニット特定教授です。人工知能や進化論的計算手法をシステムデザインに応用してきたが、京都大学共生システム論研究室に配属後、人と人工物の関係を考え直し、「自動化」に代わるデザインの方向性を模索中。 TEDxKU: 不便によってもたらされる利益について具体的にどのようなものがあると思いますか。 Do you have any concrete examples of benefit coming from inconvenience? (transl.) 川上 先生: 最後には自己肯定感、使っている人が嬉しくなるだとか楽しくなるといったことがあると思います。例えば、メーカーでモノをアッセンブルする工場で昔はベルトコンベアによるライン生産方式がありましたが、かなり多くのメーカーが今セル生産方式を取り入れています。ライン生産では分業制のためネジを締めることに習熟すれば給料がもらえますが楽な反面、楽しくはない。セル生産方式では車1台を一人か二人で組み立ててしまうことになるので、楽でこそないですがきっと楽しいはずです。このような感じの不便では楽しくなるであったり、モチベーションが上がったりということがあると思います。そういう益があるかと思います。 I think that it leads to people’s self esteem--using something inconvinient makes users happy and excited.People used to do line production with a conveyor in assembling factories, but many of them have introduced cell production. For example, [...]

TEDxKU2018 スピーカーインタビュー :川上浩司教授(1)

スピーカー紹介: 川上浩司先生は、京都大学デザイン学ユニット特定教授です。人工知能や進化論的計算手法をシステムデザインに応用してきたが、京都大学共生システム論研究室に配属後、人と人工物の関係を考え直し、「自動化」に代わるデザインの方向性を模索中。   TEDxKU: 先生のデザインは不便益をモットーにしていると聞きましたが、その不便益というものが具体的にどういったものか教えてください。 I heard your design principle is benefit of inconvenience. Can you tell us a little bit more about benefit of inconvenience? (transl.) 川上 先生: 漢字で見ればわかる通り、不便の益。不便だからこそ得られる効用というものが世の中にはあり、便利や効率重視でモノを作るのが普通の世の中において、その方法を取ると無くなってしまう益があるので、使う人にとってあえて不便な状態にしてやることで益を取り出す、そのデザインを行うことです。 Well, it is literally means benefit of inconvenience. There are benefits coming only from inconvenience, and this kind of benefits tend to disappear these days because most [...]

TEDxKU2018 スピーカーインタビュー Ganesh N Pandian (2)

スピーカー紹介: Ganesh N Pandian氏はインド出身で、遺伝子工学を専攻する京都大学iCeMs(物質細胞統合システム拠点)の研究者です。   TEDxKU: When you are not on research, do you have any hobbies or favorite activities? Is there anything you often do in order to relax yourself? 日常生活における趣味や好んでしているアクティビティなどはありますか?リラックス方法など。(通訳) Ganesh: My hobby is to watch movies and read mystery novels. I like to play chess as even with restricted moves, this game [...]

TEDxKU2018 スピーカーインタビュー Ganesh N Pandian (1)

スピーカー紹介: Ganesh N Pandian氏はインド出身で、遺伝子工学を専攻する京都大学iCeMs(物質細胞統合システム拠点)の研究者です。   TEDxKU: Why did you become a genetic engineer? How did you end up with iCeMS? 遺伝子工学の研究者になろうと思った理由や、京都のiCeMSで研究しようと思った理由を教えてください。(通訳) Ganesh: After watching how genetic material could be orchestrated to regenerate dinosaurs in the movie `Jurassic Park`, I aspired to become a genetic engineer. This field allows me to keep a sense of wonder [...]

TEDxKyotoUniversity2017スピーカーインタビュー #5

市橋 :   みなさんこんにちは!今回はスピーカーインタビュー第5弾として置田清和先生をご紹介します。置田先生は現在白眉センター特定助教授としてサンスクリット古典文学や宗教学の研究をされています。それでは先生よろしくお願いいたします。 置田 :   よろしくお願いします。 市 :   ではまず、先生は現在どのような研究をなさっていますか? 置 :   現在、詩や小説を読んだり、映画を鑑賞した際にどうしてわれわれは感動するのか、芸術体験の発生課程とその本質について古典サンスクリット文学論・演劇論の視点から研究しています。具体的には16世紀北インドで活躍したルーパ・ゴースワーミーという思想家に焦点をあて、信仰における美的経験について調べています。 市 :   人間の感情について研究されているのはとても興味深いですね。どのようにしてご自身の専門分野に興味を持ったのですか? 置 :    時にインドを訪問する機会があり、そこからインドに興味を持ちました。大学生の時にはガンジーの思想にふれ、彼がキング牧師らにも多大な影響を及ぼしたことを学びました。そこから彼の思想の基盤となったインドの古典思想や文学に興味を持ち、大学院ではインド哲学を中心に研究を進めました。 市 :   なるほど。それでは当日私たちはどのようなトークを聞くことができますか? 置 :   小説や映画に登場する人物、舞台設定などは様々な形で作者によって創造され「理想化」されています。現実にはあり得ない「理想の世界」に読書や映画鑑賞を通じて浸ることで得られる芸術体験とは一体何なのでしょうか。そして芸術体験と日常生活における経験とは何が違うのでしょうか。これらの点についてサンスクリット古典文学論の視点から論じてみたいと思います。 市 :   とても楽しみです!それでは最後に学生へのメッセージをお願いいたします! 置 :   人との出会いを大切にする。意見の違いを尊重する。感謝の気持ちを忘れない。留学する。旅をする。以上に集約されるのではないでしょうか。 市 :   お忙しい中ありがとうございました! 次回のTEDxKyotoUniversity2017スピーカーインタビューをお楽しみに!

TEDxKyotoUniversity2017 スピーカーインタビュー #4

市橋: みなさん、こんにちは!TEDxKyotoUniversity2017スピーカーインタビューへようこそ。本日は榎戸輝揚先生にインタビューします。榎戸先生は現在、京都大学白眉センター、理学研究科宇宙物理学教室で特定准教授をなさっています。それでは榎戸先生、よろしくお願いします。 榎戸: よろしくお願いします。 市: ではまず、先生は現在どのような研究をなさっていますか? 榎: 私の専門は、高エネルギー宇宙物理学と呼ばれる分野で、とくに我々が目で見ることの できる光(可視光)よりもエネルギーの大きい「X線」で天体観測をしています。宇宙に は、ブラックホールのような特異な天体が存在することは近年の宇宙観測で解明されてき ましたが、ブラックホールに潰れるまさに寸前の、物質が小さな空間に「ぎゅっ」と詰ま った最高密度の特殊な星「中性子星」を研究しています。日本でも人工衛星を用いた観測 が行われていますし、私は NASA で開発されてきて今年の6月3日に SpaceX のロケットで 打ち上がって国際宇宙ステーションで観測を開始する NICER (Neutron star Composition ExploreR) という装置を使ったプロジェクトに参加しています。この研究分野では放射線を 用いた観測技術を使うことをスピンオフして、大学院生の頃から落雷や雷雲から出る高エネ ルギーの光(ガンマ線)の研究も同時に行っていて、京都大学に来てから推進しています。 市: なるほど。では、どのようにしてご自身の専門分野に興味を持たれたのですか? 榎: 大学に入った頃は、いろんな分野に興味があり、どういった専門性や仕事に向かうのかにはずいぶん迷っていた記憶があります。それでも、世界や自然界を理解する上で基本となるのは「物理学」だろうから、まずはそこからしっかり理解してみようと思って進んで行くうちに、気がつくと宇宙物理学の分野に進んでいました。子供の頃に、カール・セーガンというアメリカの天文学者が監修していた「コスモス」という宇宙や地球の歴史、不思議を紹介するビデオが家にあって、それを見ているうちに宇宙そのものにも憧れがあったのだと思います。社会的な専門は宇宙物理学だと思っていますが、いわゆる「専門分野」はヒトが決めたものだから、好奇心が湧いて、自分が手に持っている知識や技術で挑戦でき、解明できるものであれば、特に自分の専門性にこだわりすぎるのは良くないのかなとも思っています。 市: 確かに専門性に縛られすぎるのは良くないかもしれませんね。では、学生へのメッセージをお願いします。 榎: いまから思い介せば、大学生や大学院生のころは、お金はないけれど、まとまった時間がありました。自分も学生の頃は面白い人と知り合ったり、いろんな本を読んだり、多様な体験をするのが楽しくて仕方なかった記憶がありますし、博士号をとってからアメリカの大学や研究所で仕事をして異国に住み多様な人とあった経験はかけがえのないものだったと思います。なので、ぜひ旅をしたり、本を貪るように読んだり、多様な人やコミュニティに入って、体験して視野を広げてほしいと思います。自分も努力したと思いますが、思い返せば、もっと色々できただろうなと思うときもあります。また、どんな人にも「自由に質問できる」のは学生時代の特権だと思うので、十分に活かしてほしい。そして、流行に乗っかるのではなくて、自分で流行を作るくらいの気持ちをもつことは、これからの時代に大切なマインドだと思っています。 市: なるほど、まとまった時間のある学生のうちに様々な体験をして視野を広げ、自分流で行けということですね。本日はありがとうございました。 今回のインタビューはこれで終わりです。次回のTEDxKyotoUniversity2017スピーカーインタビューをお楽しみに!

TEDxKyotoUniversity2017スピーカーインタビュー#1

  市橋爽介(市) 青山朋樹先生(青) 市:  みなさん、こんにちは! TEDxKyotoUniversity2017のスピーカーインタビューが今日から始まります。今年も私、市橋が各スピーカーの方々にインタビューしていきます。青山先生は現在、京都大学医学研究科人間健康科学系専攻の准教授でいらっしゃいます。では、青山先生よろしくお願いします。 青:  よろしくお願いします。 市:  先生が現在の研究に興味をお持ちになったきっかけは何でしょうか? 青:  現在私はバイオ3Dプリンターを用いた神経再生に取り組んでいます。この分野に興味を持ったのは、人体には自己治癒を促す力がある一方で、その治癒が上手くいかないときには治癒を妨げる何かがあると考えたからです。そこでその障壁を越えるあるいは突き抜ける仕組みがあれば自己治癒が促されるのではないかと思い、その仕組みとして“つなぐ”ということに興味を持ちました。 市:  おもしろそうですね。先生は今回のTEDxKyotoUniversity2017でどのようなことをお話しになるのでしょうか? 青:  医学の領域だけでなく、管という中空の構造は身の周りの様々なところで役に立っています。その管になんらかの機能を加えることによって、さらに多くの機能を得ることができます。今回はバイオ3D プリンターで細胞から作成した管を用いた神経再生とその機能性に目を向けた話をしたいと考えています。 市:  楽しみです。では最後に、学生へのメッセージをお願いします。 青:  はい。私は自然治癒に限らず、人間個体、人間社会、世界は良い方向に向かおうとしていると信じております。それを妨げるモノの存在がもしかすると色々な問題の自己治癒を妨げているのかもしれません。その問題解決の手段としてFunctional Tubeを設計してみるのはいかがでしょうか。 市:  なるほど。本日はありがとうございました。 今回のインタビューはこれで終わりです。最後まで読んでくださりありがとうございました。次回のスピーカーインタビューをお楽しみに! by Sosuke Ichihashi